2015年8月26日水曜日

【各種サービス】耐震診断・耐震補強

こんにちは、黒澤です。
今日は設計以外のお仕事をご紹介したいと思います。

学校・ビル・店舗・工場などの耐震診断・耐震補強を行っています。
施設管理者のみなさま、あなたの建物は大丈夫ですか?

学校・ビル・店舗など、主な建物の耐震診断チェックポイント

  1. 昭和56年5月31日以前に建てられた建物である
  2. 建物の経年劣化がはげしい
  3. コンクリートがもろくなった
  4. 地盤が弱いと言われている
  5. 床が少し傾いているような気がする
  6. 壁のひびが大きくなった あるいは長くなった
  7. コンクリートの一部が剥がれている
  8. ひびから、錆色の液体のようなものが、流れ出てしみついている
  9. 最近、雨漏りが多くなった
  10. 建物がよく揺れる(車が通ると揺れる)

工場の耐震診断チェックポイント

  1. 車が通ると揺れる
  2. 機械を入れるときに柱・筋交いを切断してしまった
  3. 2階に入れてある機械が重すぎるのではないかと不安
  4. 壁にヒビが入っている
  5. 錆色の液体のようなものが流れ出て、しみついている
  6. ヒビから白いものがでてきている
  7. コンクリートの一部が剥がれている
  8. 地盤が弱いと聞いている
  9. 少し床が傾いている気がする
  10. 昭和56年以前に建てられた建物である

上記に該当するような施設の耐震調査・診断を行っています。

耐震診断の結果を報告書の形にし、お客様にご報告させていただきます。 この時点で、建物の安全性が確保できていないとなった場合には、耐震補強工事や、建替えのご提案もさせていただきます。お客様にお渡しするのは、「現状診断結果、補強計画図、概算工事費予算書」の3点です。
安心して、診断・補強をお任せください。


耐震補強事例 水戸警察署

RC造 6階地下1階建 5238.88㎡


東日本大震災後、水戸警察署の耐震補強設計を行いました。

耐震補強には一般的にブレースと呼ばれる補強材を用います。ブレースには大きくわけて2種類あります。

ひとつは「強度型」のブレース。
これは剛性の大きなブレースを建物に固定して建物が変形しないようにするもので、よく学校の校舎の補強に見られる方法です。

もうひとつは、「制振型」のブレース。
こちらは油圧ダンパーを使って、地震の力などが加わると伸び縮みするブレースを建物に固定し、地震のエネルギーを吸収する方法。
建物は多少揺れるけれども、壊れないようにするというものです。
「強度型」と比べると費用は少しかかるのですが、少ない数のブレースで済むというメリットがあります。

水戸署の場合、「強度型」にすると数多くのブレースが必要となり、ブレースによって分断されてしまう執務室も生じてしまうなど部屋の機能そのものが損なわれる箇所が生じる可能性もありました。

よって、今回は必然的に「制振型」のブレースを選択することになりました。
計算の結果この工法を取れば、ブレースの数が少なくて済み、従来の部屋をそのままの広さで使用することが可能であることがわかりました。

工期は15カ月をかけて、地下1階、地上6階の計7フロア分を行いました。
一度に施工できればもう少し工期を短縮できたのですが、プレハブの仮庁舎の収容能力が2フロア分でしたので、最初に5、6階から始め、順を追って2フロアずつ進めていきました。

また、外壁面でPC(プレキャストコンクリート)製の非常に重い壁を使っているところがあり、地震などで落ちると人命にかかわる危険性があるため、撤去して新たにALC(軽量気泡コンクリート)という軽い材料の壁に貼り替える工事も実施しました。
現在は、壁の取り付け方も以前と比べてかなり改良が進んでいるため、基準に則った取り付けをすれば大地震が来てもまず落ちることはありません。

耐震補強と壁の新設により、水戸市民の平和な生活を守るにふさわしい、真に安全な水戸警察署庁舎に生まれ変わりました。



お客様の建物の安全性を正確に数値化し、いざというときの危険性、補強工事の必要性、建替えの必要性等を判断します。

エイプラス・デザイン耐震診断・耐震補強
さらに詳しい情報はこちら

2015年8月21日金曜日

【家を建てる】木造2回目 軸組工法編

こんにちは、島村です。
前回は当ブログ内で木造について、「木造とは何ぞや?」というところから他の構造と比較しつつご紹介いたしました。

1回目はこちら http://blog.aplus-design.jp/2015/07/blog-post_6.html

木造建築物といえばもちろん、主要構造部に木材を用いた建築物です。
(建築基準法上の主要構造部とは、壁、柱、床、梁、屋根、階段のことを指し、間仕切り壁、間柱、再下階の床、屋外階段等を除きます)

では、木材をどのように用いて(組み合わせて)建築物とするのか?そこで工法の話が出てきます。
日本では木造だけでも軸組工法、2×4(ツーバイフォー)工法、丸太組工法等様々な工法が存在しますが、
今回は軸組工法についてご紹介したいと思います。

軸組工法


その名の通り、主に柱や梁、筋交といった線材(軸組)で全体を支える工法です。
その歴史は長く、日本に昔から存在する伝統工法を発展させた工法で、「在来工法」とも呼ばれています。
近年は部分的に構造用合板等を用いてツーバイフォー工法の「面の強さ」を取り入れた軸組工法も多く採用されています。
弊社でも住宅を中心に多くの物件で軸組工法を採用させていただいております。





軸組工法の特徴

○比較的自由な構成
軸組工法は、木造の中では比較的間取りの制限を受けにくく、窓などの開口部の位置や大きさも比較的自由に計画することができます。 また、間取りの変更を伴うリフォームが比較的行いやすい構造になるので、将来的なリフォームの可能性を考慮して計画をしておくとより長く住むことができます。
○施工者の技術による良し悪し
仕上りの良し悪しが実際の施工にあたる大工の技術に左右されやすい点は気になる点かもしれません。 これは、材料同士を接合するために柱や梁の端の形を接合用の形状に加工するのを現場でおこなっていたためです。 しかしながら、現在ではこれを工場加工としていることが一般的なので、そのリスクは大きく軽減されています。 この工場加工された材料がプレカット材と呼ばれており、耳にすることも多いかと思います。 プレカットの利用が人件費及び工期の短縮にもつながります。
○耐震性能
同じ木造でも他の工法に比べ耐震性能が劣るイメージがあるかもしれませんが、、先程ご紹介した面材の使用や部材同士を接合する金物の適切な使用により、他の工法に匹敵する高い耐震性能を確保することが可能です。


エイプラス・デザインでは住宅の無料相談を行っております。

エイプラス・デザインの建築士たちが、家づくりに関するさまざまなご相談に応じます。 みなさまのお家づくりのお役に立てればと思いますので、お家を建てるご予定のある方はお気軽にご予約ください。
ご予約は右のバナーからどうぞ。

2015年8月19日水曜日

【建築作品】 Patisserie SUR 見川店

A+ designでは、
住宅だけでなく、商業施設、病院、集合住宅など幅広い建築物を手掛けています。
みなさんも見たことのある建物も多いはずです。
水戸のまちに人々の目と心を楽しませる良質な建築物を、
できるだけ多くつくることを目指して、
水戸を愛するスタッフたちが日々全力で設計・監理業務に取り組んでいます。
あ!あの建物は。って思ってもらえるように、少しずつご紹介します。


水戸市末広町で大人気の洋菓子店「シュール」の支店です。

本場で修行したマスターによる本格的な焼き菓子が自慢です。
本店と同じレシピで作られたアーモンドケーキももちろん大人気。

店内は、天井を高くとり、広々とした売場スペースを確保しました。
製作中の洋菓子を見ることができる特製オーブンも設置しています。

お菓子の評判に加えて、店舗自体も話題となるよう、
外壁にアルミパネル使い特徴的な外観を作り出しました。
スチール製の「ケーキの木」も通りを行く人の目を楽しませています。

味わうだけでなく、目でも楽しい店舗となりました。






A+ design 建築作品一覧はこちらから

2015年8月7日金曜日

【建築作品】 追加しました。
物も埃もためない、たまらない、魔法の家 [EBH] 

こんにちは、事務の黒澤です。
家ギャラリーに、素敵なお家を1件追加しました。

物も埃もためない、たまらない、魔法の家 [EBH]

「住まう人」に聞くも同じく追加しました。

「こうしたい」がそれ以上になった終の住処づくり。(Eさま 水戸市)

お時間のある方は是非ご覧になってくださいね。
水戸市は今日花火大会、明日は黄門まつりがおこなわれます。
みなさまもよい週末をお過ごしください。

2015年8月5日水曜日

【家を建てる】住宅設備編

こんにちは、石橋です。
さて、最近のブログでは「基礎」「屋根」「外壁」「構造」など、建物本体について ご紹介させていただきました。これらは、建物の強度、見た目に大きな影響を与え る、大変重要な項目です。これらの詳細な検討なくしては、安心して暮らせる建物を 作ることはできません。

今回は、この安心して暮らせる建物を快適に暮らせる建物にする、「住宅設備」につ いてご紹介したいと思います。 ひとことで住宅設備と言ってもその種類は膨大で、さらに毎年新製品が発売されるな ど、私達設計者でも全て把握できないほどです。 そこで今回は、私自身の勉強もかねて、新製品をいくつかまとめてみたいと思いま す。

1.システムキッチン LIXIL サンヴァリエ<リシェルSI>


この製品の大きな特徴は、カウンター天板がセラミックでできていること。キッ チンの天板と言えば、ステンレスか人造大理石、もしくは木製のイメージでしたが、 セラミックの天板もかっこいいですね。見た目だけでなく、高温の鍋を直接おける、 傷がつきにくい、汚れが付きにくいなど、機能面でもセラミックは優れているようで す。

2.トイレ TOTO ネオレスト


上の画像の左側が一般的な便器、右の画像がネオレストです。この製品は、水 垢・汚れがつきやすいフチの部分を改良し、掃除のしやすさがアピールポイントで す。今までの弊社のお客様でも、トイレ掃除が大変だとおっしゃっていた方は非常に 多かったので、このような製品が出てくると、ご提案の幅が広がって嬉しいです。

3.ユニットバス Panasonic アクアハートJシリーズ(自立支援型)セルフィーユ


高齢者の「個浴ニーズ(介助者をともなわずひとりで入浴したい)」に応えるた めのユニットバスです。浴槽の全周が手すりのようになっていたり、浴槽のサイズ・ 形状が1人で出入りしやすいよう工夫されていたりといった機能が搭載されていま す。二世帯住宅を検討されている方などにオススメしたい製品です。

各メーカーの新製品をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。住宅設備を 扱っているメーカーはまだたくさんあります。これからも、定期的にiいろいろな製 品をご紹介していきたいと思いますので、おたのしみに。


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エイプラス・デザインの建築士たちが、家づくりに関するさまざまなご相談に応じます。 みなさまのお家づくりのお役に立てればと思いますので、お家を建てるご予定のある方はお気軽にご予約ください。
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