2015年8月21日金曜日

【家を建てる】木造2回目 軸組工法編

こんにちは、島村です。
前回は当ブログ内で木造について、「木造とは何ぞや?」というところから他の構造と比較しつつご紹介いたしました。

1回目はこちら http://blog.aplus-design.jp/2015/07/blog-post_6.html

木造建築物といえばもちろん、主要構造部に木材を用いた建築物です。
(建築基準法上の主要構造部とは、壁、柱、床、梁、屋根、階段のことを指し、間仕切り壁、間柱、再下階の床、屋外階段等を除きます)

では、木材をどのように用いて(組み合わせて)建築物とするのか?そこで工法の話が出てきます。
日本では木造だけでも軸組工法、2×4(ツーバイフォー)工法、丸太組工法等様々な工法が存在しますが、
今回は軸組工法についてご紹介したいと思います。

軸組工法


その名の通り、主に柱や梁、筋交といった線材(軸組)で全体を支える工法です。
その歴史は長く、日本に昔から存在する伝統工法を発展させた工法で、「在来工法」とも呼ばれています。
近年は部分的に構造用合板等を用いてツーバイフォー工法の「面の強さ」を取り入れた軸組工法も多く採用されています。
弊社でも住宅を中心に多くの物件で軸組工法を採用させていただいております。





軸組工法の特徴

○比較的自由な構成
軸組工法は、木造の中では比較的間取りの制限を受けにくく、窓などの開口部の位置や大きさも比較的自由に計画することができます。 また、間取りの変更を伴うリフォームが比較的行いやすい構造になるので、将来的なリフォームの可能性を考慮して計画をしておくとより長く住むことができます。
○施工者の技術による良し悪し
仕上りの良し悪しが実際の施工にあたる大工の技術に左右されやすい点は気になる点かもしれません。 これは、材料同士を接合するために柱や梁の端の形を接合用の形状に加工するのを現場でおこなっていたためです。 しかしながら、現在ではこれを工場加工としていることが一般的なので、そのリスクは大きく軽減されています。 この工場加工された材料がプレカット材と呼ばれており、耳にすることも多いかと思います。 プレカットの利用が人件費及び工期の短縮にもつながります。
○耐震性能
同じ木造でも他の工法に比べ耐震性能が劣るイメージがあるかもしれませんが、、先程ご紹介した面材の使用や部材同士を接合する金物の適切な使用により、他の工法に匹敵する高い耐震性能を確保することが可能です。


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