2018年8月7日火曜日

【家を建てる】外構(エクステリア)編

みなさんこんにちは。水戸事務所の鈴木(友)です。
酷暑の毎日がつづきますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は住宅の外構(エクステリア)についてお話します。
エクステリアとは、門扉、塀、外柵、車庫など屋外構造物のほか、庭とそこに設置されるウッドデッキ、トレリス、バーゴラ、植栽、その他の設備なども含め敷地内の外部空間全体をさします。ちなみにインテリアは、家具や照明など建物内部の室内空間全般を意味し、エクステリアはインテリアの対義語にあたります。

エクステリアのデザインは3つあり、
①「クローズデザイン」は、外部から見えにくく、防犯やプライバシー面での安心感があり、門構えやフェンスを装飾性の高いものにするだけで、高級感と重厚なイメージにすることができます。一方、家を外壁で覆ってしまうため、狭い敷地では圧迫感を抱くこともあります。侵入者がいても、ほかから死角となって発見が遅れるのがデメリットです。クローズドスタイルにするときは、防犯センサーなども同時に取り付けるようにすると安心でしょう。


②「オープンデザイン」は、門を設けず、開放感を演出できます。敷地を広く感じることができ、通気や日あたりも良好になります。外構工事費用も少なくて済み、ほかからも侵入者の存在に気づきやすいのですが、防犯面やプライバシーの確保に配慮が必要です。


 ③「セミクローズデザイン」は、オープンデザインとクローズデザインの両方の長所を取り入れたタイプです。たとえば、隣の家や浴室周辺はクローズデザインに、カーポートやテラス付近はオープンデザインですっきりと仕上げるイメージです。このタイプならデザインのバリエーションも豊富なので、ライフスタイルや防犯、プライバシーなどさまざまな要素を考慮して決められます。


エクステリアの配置を考える上で大切なのは、玄関や窓からの動線、周囲の環境、風通し・風の流れ、室内からの見え方、防犯性です。家との統一感を出し、周囲との調和も考えながら、バランスよく配置することで、家の第一印象が決まってきます。

住宅を建てる際、内部を重点的に考えがちですが、家の印象をこだわりたいと思った時は、家の外に目を向けてみると良いかもしれません。

ちなみに私は今年、エクステリアプランナーという資格試験を受験します。外壁や庭園などの建物廻りの設計・工事管理に関する試験で、作図問題があります。今年の一級エクステリアプランナーの作図テーマは、「草花を鑑賞する高齢者夫婦に配慮したエクステリア計画」です。少しずつですが知識を深め、合格できるよう頑張りたいと思います。

出展:四国化成

0 件のコメント:

コメントを投稿