2014年1月9日木曜日

2014年の抱負 ~代表取締役 佐藤昌樹


明けましておめでとうございます。
 

年末年始は弊社も9連休をいただきました。旅行や帰省でリフレッシュした社員も多く、新年を迎え気合を入れなおして頑張ってまいりたいと思っております。
 さて、昨年は、折からの震災復興需要に加え、消費税アップの駆け込み需要など、世の中の仕事量が急激に増え、久々に建築業界は、活況を呈しました。弊社においても、多くの引き合いを頂き、本当にありがとうございました。
しかしながら、良いことばかりではなく、急な変化は、人手不足・資材不足からくる建設費高騰などの混乱も招きました。弊社においても、同様に、スタッフや構造・設備などの専門協力事務所の不足といった課題が、浮き彫りになった年でもありました。
 
 4月以降、駈込み需要の反動が多少はくるでしょうが、全体的には成長方向に推移するのだろうと思っております。
弊社は、ここ数年、不況と言われながらも、順調に規模を拡大してまいりました。順当に考えると、この時流に乗って、今年はさらに事業を拡大すべきなのかもしれませんが、私はむしろ、量的拡大を図らずに、その分のエネルギーを質的な充実に充てたいと考えています。

 昨年は、私が以前から手掛けている建築紛争に関するコンサルティングが、急激に増加してきました。公的な相談機関のデータでも、全体の相談件数は減っているのに、建築関係は増えているそうです。これは、このところの業界の忙しさが、少なからず影響しているのではないかと考えています。仕事が沢山あるが故に、一つ一つの仕事が、ともすれば荒っぽくなっていないか、見落としがあるのではないか、そう思います。 

エイプラス・デザインは、「建築を通じて水戸の未来を良くする」ことを目標として、発足いたしました。もう一度、この原点に戻り、より質の高い建築を設計すること、まちづくりに積極的に関与することを磨いていきたいと思っています。
具体的には、以下の4つを進めていきます。

1.地域の設計事務所として強固な組織作りと業務拡大

今年は一人一人のスキルアップと効率的な組織、強固で独自性のあるネットワークの拡充を図りたいと思っています。
 一人一人のスキルアップと効率的な組織作りは、異なるようで、実は根っこは同じ課題のように思います。社内で教育のための時間と場をつくることで、この課題をクリアしたいと思っています。
 また、より多くの専門家と幅広く交流することによって、新たな技術や情報を取り入れたいと思います。昨年、何人かの建築家と交流し、自分だけで考えているよりも、刺激し合うことで何倍も面白いアイディアが出てくることを、実感しました。すぐれた建築家とのコラボレーションを積極的に進めて、スタッフにも刺激を分け与えたいと思っています。

2.建築トラブルや建築顧問などの事業展開

昨年は、トラブル相談や建築顧問が劇的に増えました。地域で広め、全国に広める足掛かりを作ると年初に書きましたが、業務エリアは、現在関東全域に拡大しています。今年は、中部・関西方面にも広げようと思っています。設計は地域一番を目指していますが、この分野では、日本一になろうと思っています。

3.まちづくりへの積極的な関与

昨年は、水戸商工会議所のお手伝いをする形で、水戸の将来ビジョンを発表できました。今年は、それを多くの人の意見を聞いて、ブラッシュアップするとともに、より多くの人に見ていただくようにします。場合によっては、まちづくり会社を設立して、まちづくりコーディネート業務のビジネスモデルを確立したいと思っています。

4.海外展開の足掛かり

中長期的には、国内建築需要は減少していきます。一方、建築技術的には、日本国内の建築は世界最高水準にあります。であれば、海外に展開するのは必然だと思います。海外で新幹線が売れるように、建築設計技術も売れると思います。今年はその足掛かりを作ります。当面の目標はアジアです。まずは、研修生など、人的交流をしたいと思っています。


個人的な目標としては、今年は長期休暇を取りたいと思っています。
昨年、連休がありませんでした。今年は1週間以上の連続休暇を取りたいと思っています。
流石に、時々リフレッシュしないとね。

最後になりますが、皆さんとご家族の今年一年のご健勝とご活躍を祈念し、新年の挨拶とさせて頂きます。

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