2015年6月26日金曜日

【家を建てる】外壁編

はじめまして、新入社員の鈴木です。

屋根、基礎と外部が続いているので、私は建物の「外壁」を取り上げたいと思います。 外壁といっても数多くの種類がありますので今回は最近の木造住宅によく使われる「サイディング」についてご紹介します。 サイディングは比較的安価であることやデザインが豊富であること、また品質が均一で施工性も比較的容易なことがよく使われる理由でしょうか。 サイディングは構成する部材によって種類がありますのでここでは「窯業系」と「金属系」に絞ってみます。



窯業系サイディングはセメントを主原料とし繊維質の無機物や木片等を混入したボード状の建材です。 石調や木調など様々な種類があります。


これはレンガ調です。遠くから見ると一見本物と勘違いしそうです。 ヨーロピアン調の建物に使うとよさそうですね。


こちらは木調です。木目が繊細に表現されています。壁全体に張れば森の中に立つ別荘のような雰囲気が作れそうですね。




次に金属系サイディングです。金属系サイディングは断熱材などを芯材とし、表面の金属板とで構成された建材です。


シンプルモダンな建物の外観を一層引き立ててくれそうです。


最後に工事費です。

材料費は定価で約3,000~8,000円/㎡、さらには10,000円/㎡を超えるものがあります。 特殊な塗装を施したり製品の厚さに比例して高くなる傾向があります。 これに合わせて手間費が約3,000~4,000円/㎡程度かかります。

以上、簡単にご紹介しましたがいかがでしょうか。 サイディングは数多く使われていますがもちろん外壁材はこれだけではありません。 次回は他の材料を取り上げたいと思います。

2015年6月24日水曜日

【まちづくり】Village310

Village310は2015年2月1日に京成百貨店の西側に新築された「食べる・集う・学ぶ」がコンセプトの“コミュニティスペース”カフェです。写真は見たことがあるけど、行ったことはないという方が多いとおもいます。

Village310 作品紹介ページ

水戸の街なかに元気と楽しみを取り戻したいと、「泉町商業エリア活性化委員会」という組織が発足されました。その委員会の目的である、魅力ある“場”を創出していくという最初の成果となった建物がVillage310です。建物の計画・建設から竣工後の場の運営まで、地域コミュニティが中心となって手掛けています。

弊社代表の佐藤が、まちづくり市民活動にも精を出していることもあり、この新しい“コミュニティスペース”のデザイナーにふさわしいとお墨付きをいただき、弊社で設計を担当させていただきました。

1Fは夜まで楽しめる図書スペースになっていて、小説、雑誌、まんがや、茨城新聞1ヶ月分、茨城のタウン誌などを自由にみることができます。
併設されているカフェでお好きな飲み物を注文して、ゆっくりと読書を楽しめます。
ビレッヂにある本は、地域にお住まいの皆様から寄贈されたもので、蔵書は現在5000冊を超えて、まだ並びきれない本のもたくさんあるそうです。
その他には、スクールやイベント、地元のお店の出張ランチなども行われています。

Village310は50号を背中に京成百貨店側の裏道の少し奥の方にあります。
まちづくりに精を出すエイプラス・デザインの設計した、
まちづくりの拠点となる地域コミュニティスペースです。
近くにお越しの際は是非、ゆっくりとした時間を過ごしにいってくださいね。

Village310 web site

2015年6月19日金曜日

【家を建てる】木住宅の基礎編

こんにちは。
縁の下の力持ちに憧れつつも日の当たるところが好きな亀田です。
 さて、そんな私が説明しますのは、まさに縁の下の力持ち「木住宅の基礎」についてです。例えどんなに、かっこいいファサードを設計したり、高性能の設備を導入しても住宅が傾いたりしてしまってはまったく意味がありません(p_-)。

「そうなんです!基礎が重要なんです(ΦωΦ)ふふふ、、、」

それでは、基礎にはどのような種類があるのかをご紹介します。
基礎には大きく分けると「杭基礎」、「直接基礎」の2種類があります。
さらに、その各々でもう少し細分化され、下記の図のように分かれます。



杭基礎については、更に分類できますが
今回は木造住宅ということで鋼管杭程度のものと考えてください。
また、この他に表層改良工法、柱状改良工法といった地盤改良に含まれます。
地盤改良についてはまた別の回で詳しくご紹介します。

直接基礎については、「ベタ基礎」「布基礎」「独立基礎」に分類できます。

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ベタ基礎とは基礎の立ち上がりはもちろんのこと、底板(住宅がのる範囲)も鉄筋コンクリートになっている基礎です。家の荷重を底板全体で受けます。ですので、不同沈下を起こしにくいです。土地の地耐力が不均一だと沈下する場合もあります。
また、布基礎に比べコンクリートの量は多いのですが施工手間がかからないため、最近の木造住宅はベタ基礎を採用するところがほとんどです。
ベタ基礎でコストを抑えるコツは立ち上がりで囲まれた区画をできるだけ大きくしないことです。そうすることで、底板の厚みや、鉄筋の量が減るからです。
基本的は立上り幅を120mm以上、底板を厚みを120mm以上、立上りは地面から300mm以上とされています。
 根入れ深さは120mm以上かつ凍結深度以下です。(建設省告示第1347号)
ただし、ここで注意が必要なのは「フラット35」などのご利用を検討されている方は立ち上がりは400mm以上必要など少々変わって
きます。

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布基礎は地盤が強固か、地盤改良をした場合に採用されます。しかし、最近の木造住宅はほとんどがベタ基礎です。
理由についてはベタ基礎の部分でも触れましたが、不同沈下の起こしにくさや、施工手間かからないといった観点から増加してきたと思います。
では、布基礎とはどのようなものかというと、建物の外周部、主要な間仕切り壁の下部や便所・浴室の周りなどに設けます。
立上り幅は120mm以上、立ち上がりは300mm以上、底板の厚み150mm以上、根入れ深さは240以上かつ凍結深度以下です。底板の幅に関しては条件により180〜600mmと幅があります。(建設省告示第1347号)こちらも「フラット35」では規定が違ってくるので基準の確認が必要です。


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最後に独立基礎ですが、こちらは住宅全体ではなく、玄関ポーチの独立柱などの部分に使用します。しかし、古民家などと言われる古い住宅は
ベタ基礎や布基礎ではなく、この独立基礎でできたものほとんどでした。古民家再生では重要なチェック項目です。

以上で木造住宅の基礎について話してきましたが、まだ話し切れていない部分もあります(汗)
地盤改良や、免震構造について他にも色々あるのですが、今回はここまでにします。

2015年6月17日水曜日

6月16日の日本工業経済新聞に掲載されました。

こんにちは、事務の黒澤です。
日本工業経済新聞という昭和29年の創刊の建設専門紙の茨城版です。
6月16日に見開きで、エイプラス・デザインの記事が掲載されました。

高萩市はぎまろ球場 実施設計業務


水戸市 東町体育館 解体設計

2015年6月12日金曜日

幼稚園・保育園無料セミナー無事に終了致しました。

こんにちは、初めまして、事務の黒澤です。

6/10(水)に弊社つくば事務所のある、
つくば研究支援センターにて
ふたつのセミナーを無事に開催終了いたしました。
新入社員ながら私も参加させていただきました。
保育園「認可保育園開設ノウハウ大公開セミナー」(PDF)
幼稚園「認定こども園開設・移行ノウハウ大公開セミナー」(PDF)

平成27年の法改正に向けて
勉強熱心な園関係者のみなさまにご参加いただき、
当日の欠席などもなく、満席に近い状態で無事に終了することができました。

セミナー終了後の質疑応答も専門的な質問が飛び交っていました。

その後、受講者さまからの無料現地相談のお申し込みも何件か頂き、
今後ともお付き合いさせていただけるような、
良い関係になれるといいなと思います。

エイプラス・デザインの設計した幼稚園や保育園が増えたら。。素敵です。

ご来席いただいたみなさま、有難うございました。


エイプラス・デザインでは住宅の無料相談も行っております。

エイプラス・デザインの建築士たちが、家づくりに関するさまざまなご相談に応じます。 みなさまのお家づくりのお役に立てればと思いますので、お家を建てるご予定のある方はお気軽にご予約ください。

ご予約は右のバナーからどうぞ。

2015年6月11日木曜日

屋根の選び方『重さ』編

建築士の中村です。 こんにちは。

今回のブログでは、建物のなかでも最も重要な要素のひとつである屋根の選び方
をご紹介します。

屋根は、音や、温度、雨漏りなど、わたし達の生活に様々な影響を及ぼします。
そのため慎重に選ばなければいけませんが、屋根にはパターンがいくつもあって、
なかなか簡単には選べません。

屋根を選ぶポイントは"形状、材料、色"の3点とされています。ここでは特に材料の
『重さ』
に注目してご紹介します。

東日本大震災の時に、瓦屋根が脱落している映像をご覧になった方も多いのでは
ないでしょうか。
私の実家でも瓦屋根が脱落し、ブルーシートを被せていた時期がありました。
実家は半壊の判定を受け、その後新たに建て直したという経験があります。

実は、屋根材の『重さ』は地震の時に様々な影響を及ぼします。
単に屋根材が剥がれ落ちた際の危険性だけではなく、重い屋根は地震力に対して
不利な要素としても働きます。
私の実家が半壊してしまった背景には、瓦屋根の『重さ』も少なからず影響があった
のかもしれません。

住宅に用いられることの多い屋根材は、
・瓦(約60kg/㎡)

・スレート(約20kg/㎡)

・金属(約5~6kg/㎡)

に大別されます。
『重さ』に注目してみると、また違った選び方ができるかもしれません。

とは言っても、屋根は重さだけで決まるわけではありません。
美しさや耐火性、防音性など様々な要素との組み合わせで決まってきます。
次回は『重さ』以外の特徴についてご紹介できればと思います。