こんにちは。つくば事務所の友常です。
[家を建てる]シリーズ今回は、住まう人が毎日目にし、
床に次いで触れる機会の多い「壁」についてお話ししたいと思います。
皆様は、壁の仕上げとして何を最初に思い浮かべますか?
珪藻土壁、クロス貼り。このあたりが身近な仕上げ材として馴染みがあるでしょうか。
壁の仕上げは大きく分類すると
壁紙
- ビニル壁紙
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- 施工性に富みコストを抑える事ができる。
- 色や柄等デザインが豊富で、貼り替えもしやすい。
- 近年では、消臭などの機能性壁紙も普及しているが、
- 実際の漆喰壁等と比較しての効果には限界がある。
- DIYも可能。
- 和紙、ケナフ紙
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- 水分の給放出性に優れ、室内の湿気対策に有効。
- 1枚1枚の表情の違いや、経年変化の美しさを楽しむことができる。
- 内装制限が必要な箇所への使用は注意が必要。
- 織物
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- 織物の美しさを生かした、高級感のある空間演出ができる。
- コスト的には割高となる。
左官系
- 漆喰
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- 消石灰を原料とし、麻スサや紙スサに糊液を混ぜて練ったもの。
- 調湿効果や消臭効果、ホルムアルデヒドの吸着分解効果もある。
- 二酸化炭素を吸収しながら、長期間をかけて効果していく。
- 近年では、プラスターボード下地の上に仕上げる事も可能となっている。
- DIY可能な製品も発売されている。
- 珪藻土
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- 古代の藻類である珪藻の殻の化石よりなる堆積物が珪藻土。
- 珪藻土の粒子は多孔質で、調湿、消臭、防カビ効果がある。
- 既調合品は、珪藻土の含有比率が数パーセントの物もあるので要注意。
- プラスターボードを下地とした施工が一般的。
- 火山灰
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- 高温の火山噴出物が結晶する時間もなく急冷された高純度セラミックス物質
- 消臭、分解、殺菌、イオン化などの性能を発揮する。
- 土塗壁
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- 粘土質の土にスサや砂、糊などを調合して塗った壁を土壁という。
- 土は、産地により色や性質が異なり、多種多様な表情が作りだせる。
- 表情の豊かさに加え、調湿、消臭、防カビ、耐火性能がある。
- 時間と手間がかかる方法、コスト的にも割高となる。経年変化を楽しむことができる。
ほかにも
- 左官塗装・合成樹脂系
- タイル、石貼り
- 板張り
- 合板、ボード系
- 金属板
などなど、壁として使用できない物はないのかも。と思えてきますよね。続きはまた今度。
こんな材料貼りたいんだけど…..?と何か疑問をお持ちの方は、遠慮なさらずに、エイプラス・デザインまでお問い合わせください。
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