こんにちは、島村です。
前回は数ある工法の中から軸組工法をご紹介しました。
工法シリーズとして、今回は枠組壁構法についてお話ししようと思います。
木造編 1回目
2×4(ツーバイフォー)工法と言うと聞き覚えのある方も多いかと思いますが、一般的に最も多く使用されている基本材となるのが呼び寸法2インチ×4インチの「2×4材」であることからそう呼ばれています。
軸組工法が柱や梁、筋交といった線材で構成されるのに対して、枠組壁工法はその名の通り木造の枠組材に構造用合板などの面材を緊結して壁と床をつくり、全体の構造とする工法です。
- メリット
- 建物にかかる荷重が壁全体に分散して伝えられるため、耐震性能を確保しやすい
- 構造が単純なため、比較的工期を短縮できる
- 床や壁を面材で囲うため、気密性・断熱性を高めることができる
- デメリット
- 壁の位置や開口部の大きさに制約がある
- 壁が構造体であるため、間仕切壁の変更がしにくい
ここまでご紹介したところで、じゃあ軸組工法と枠組壁工法、どっちが良いの!?という思いが湧いてくるところかと思います。
御察しのつく方もいらっしゃるかもですが、一概に「○○工法が良い!」とは言い切れないのが非常に歯がゆいところでございます。
ですので、前回と今回ご紹介したメリット・デメリットを踏まえて悩んだときは、ぜひ気軽にご相談いただければと思います。
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