2017年10月25日水曜日

【家を建てる】木造6回目 屋根 垂木構造

こんにちは。小堤です。今回は木造の6回目です。


今までの木造編
木造5回目 丸太組工法
木造4回目 丸太工法編
木造3回目 枠組壁工法編
木造2回目 軸組工法編
木造1回目

前回は木造工法の一つである在来軸組工法についてご説明してきました。
実は在来軸組み工法の中でも屋根の形によって、様々な構造を選択することになります。屋根を支える骨組みを「小屋組」といいます。現在私は住宅の設計を担当させていただいておりますので、様々な「小屋組」の中から、今回採用している「垂木構造」についてご説明します。


垂木構造


そもそも垂木とは屋根の構造材の中で、直接屋根材を支える骨組みとなります。垂木の上に屋根材を面で受ける野地板を打付け、その上にガルバリウム鋼板や瓦、スレートなどの屋根材を固定していきます。もちろん建物の構造によって選択する寸法は変わりますが、4.5cm×6cmの材料が標準的な寸法となります。垂木を支える母屋、母屋を支える束柱などを通じて、屋根の荷重を基礎まで伝達していきます。

今回採用している垂木構造では、6cm×18cmと標準的なものと比べると、大きなサイズの材料を使用しています。その名の通り屋根の荷重を大きな垂木で支えることによって、母屋などを無くし、軒に直接荷重を伝える構法です。

垂木構造を用いた場合には、天井を貼らずに垂木・野地板を見せるデザインを採用するケースが多いです。構造材が大胆に見えるおおらかな空間となります。天井を水平に貼るのか、斜めに貼るのか、若しくは天井は貼らないのかなど、デザインによって小屋組の構法は使い分けられます。今後も木造についてのご説明をさせていただきますので、住宅を考えられている皆様にご協力させてください。


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