2017年7月24日月曜日

【家を建てる】木造5回目 丸太組工法

こんにちは。小堤です。
今回は木造の5回目です。前回までは木造工法の中にも大きく分けて3種類の工法があることをご説明してきました。今回はその中でも採用される割合の大きい木造軸組工法についてさらに詳しく説明させていただきます。


木造1回目
木造2回目 軸組工法編
木造3回目 枠組壁工法編
木造4回目 丸太工法編

木造軸組工法の構成

縦方向の柱、横方向の土台・梁、斜め方向の筋交いなどで耐力壁を構成し、建物を支える工法です。耐力壁以外の壁は自由に窓やドアを設けることができます。また、自由に外すことができるので増改築もしやすいです。
今回は軸組工法の構成を大まかに説明していきます。

  1. 基礎
    • 建物を一番下で支える鉄筋コンクリートの部分です。土に埋めて建物を地面と固定させるのが基礎の役目です。最近の住宅では、床下全体を厚さ15cm程度の鉄筋コンクリートで覆うベタ基礎を用いるのが主流となっています。
  2. 土台
    • 基礎の上に設ける横架材です。アンカーボルトという金物を基礎を打つときに固定しておき、土台にあけた穴を通して基礎の上に敷きます。柱から伝えられる建物の荷重を基礎に伝える役目を果たします。
    • 垂直に立てて建物を支えます。梁から伝達される土台へと伝えます。
  3. 筋交い
    • 柱と柱の間に斜めに入れる材料です。建物を支える耐力壁に設置し、横方向からの力に対抗します。建物が片方に倒れないように設けるので、筋交いの向きやバランスのとれた配置とすることが重要です。
    • 垂木・母屋を支えて、屋根からの垂直荷重を支えます。1階の梁は2階の床の荷重を支えます。水平方向に架ける材料で、荷重を柱に伝えます。

これらの構造材は壁の中や天井の中に隠れてしまうため実際に見る機会が少ないので、想像するのが難しいかもしれませんが、基本的な構成がわかると設計士の説明もイメージしやすくなると思います。また、下の写真のように構造材をわざと見せるようなデザインを取り入れる住宅も増えております

今後も木造についてどんどん掘り下げてお伝えしたいと思います。 構造や工法に関しては専門用語が多いため、とっつきにくいと思われる方も多いと思います。このブログが専門家との見えない壁を解消する手助けになるとうれしいです


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