2016年3月25日金曜日

【家を建てる】屋根3回目「耐久」編


こんにちは。中村です。

今回は屋根シリーズの3回目。耐久性です。
1回目「重さ」編
2回目「かたち」編

屋根は自然の影響を大きく受ける場所ですので、
耐久性は十分に検討する必要があります。
メンテナンスの頻度も気になるところではないでしょうか。
それでは代表的な屋根材ごとにその特徴を見ていきます。

瓦屋根

『中国美術学院民芸博物館 隈研吾建築年設計事務所』

瓦の寿命は50年~100年といわれています。実際には数百年の風雪に耐え続けているものもあり、 竣工後の維持管理費がかからない点、部分的な補修が可能な点が優れています。 日本家屋のイメージが強いかもしれませんが、現代的な表情もつくりだせます。

金属屋根(ガルバリウム鋼板、銅板など)

金属板は自然条件、地域的条件、構法、メンテナンスにより、劣化の程度が大きく変わるのが特徴です。 特に海岸では、使用できる材料が限られているので注意してください。 ガルバリウム鋼板の場合、30年~50年間はメンテナンスが不要とされています。 1240年に建てられたノートルダム大聖堂も鉛板屋根です。

『ノートルダム大聖堂』



スレート屋根。(カラーベスト、コロニアルなど)


防火・耐火・防音・耐久性や施工性など、諸性能のバランスがとれている経済的な材料といえます。 ただし、約10年に1度、塗装などのメンテナンスが必要です。 きちんとメンテナンスをすれば寿命は30年~50年といわれています。 天然スレート(高級品)を使えばこんな印象にもなります。

『茅野市神長官守矢史料館 藤森照信+内田祥士』


このように材料によってその特徴は様々です。


重さ、かたち、耐久性と、3回にわけて屋根のことをご紹介しましたが、 多角的な検討が不可欠であることは間違いありません。 選択肢が多くなったことで逆に迷ってしまうことがあるかと思いますが、 そんなときはエイプラス・デザインまで。お待ちしております。

エイプラス・デザインでは住宅の無料相談を行っております。

エイプラス・デザインの建築士たちが、家づくりに関するさまざまなご相談に応じます。 みなさまのお家づくりのお役に立てればと思いますので、お家を建てるご予定のある方はお気軽にご予約ください。
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2016年3月18日金曜日

【家を建てる】 設備3回目 創エネ編


こんにちは。石橋です。
ずいぶん間が空いてしまいましたが「家を建てる」設備編3回目です。
1回目 住宅設備はこちら
2回目 省エネ編はこちら
3回目の今日は予告通り住宅の「創エネ」についてのお話です。
「創エネ設備」
消費エネルギーを抑える「省エネ」の次の段階として、「自分 でエネルギーをつくりだす」ことを目的とした設備のことをいいます。
住宅の創エネ設備で一番代表的なのは、やはり「太陽光発電システム」だと思いま す。
太陽光発電
最近は一般的になってきましたが、太陽光発電システムとは、太陽光を屋根の太陽電 池モジュールで電気に変換するシステムを指します。 太陽光発電のメリットはいろいろありますが、大きくは次のような点が挙げられま す。
1.環境にやさしい
火力発電等と違い、太陽光発電ではCO2が発生しないため、地球環境にやさしいク リーンな発電方法といえます。地球温暖化防止に役立つため、自治体などで補助金制 度を設けていたりします。ちなみに、弊社のある茨城県水戸市では、太陽電池モ ジュール1Kwあたり10,000円(1件あたりの上限は30,000円)の補助金を出していま す。(2015年3月20日時点)
2.余った電力を売ることができる
発電した電気は電力会社に売ることができ、太陽光発電システム採用で発生する費 用を回収することも可能です。  ただし、売電価格が年々下がっていたり、逆にここ数年間で太陽電池モジュールの 開発が進んだことなどで設置費用が安くなってきていたりと常に状況が変化し続けて いるため、いろいろな情報をもとに検討することが必要です。
3.災害時にも電気を使える
災害時に停電が発生した場合にも、自立運転に切り替えることで家庭で電気を使う ことができます。容量に上限があるためすべての危機が使用できるわけではありませ んが、災害が起きた時でも使える電気があるのは大きなメリットです。
手が届きやすくなってきたとはいえまだまだ設置費用が高いことや、天候などで発電量が左右されて しまうことなど、デメリットもいろいろとあるため、メリット・デメリット両方を考 慮しつつ導入を検討することが重要です。
また、太陽光発電は屋根に設置するパネルの方位や角度が非常に重要で、屋根の形も それによって変わってきたりもするため、設置を検討される方は設計者にその旨を早 めに伝えておくことも重要です。

また、住宅の創エネ設備はそのほかにも、以下のものがあります。

燃料電池「エネファーム」
ガスと酸素の化学反応で電気をつくり、発生する熱も給湯などに利用する
ガス発電「エコウィル」
ガスを燃料として自宅で発電を行い、発生する熱を給湯、暖房にも使用できる

設置による光熱費削減ももちろんですが、これからの地球環境を考え、
家づくりの際には創エネ設備もご検討されてはいかがでしょうか。
弊社でも、創エネ設備設置を含めた家づくりのご相談可能ですので、
まずはお気軽にご相談ください。

併せてこちらもお読みください。弊社佐藤社長の考える
時間がゆったりと流れる高断熱高気密の家 事務所通信No19号より

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2016年3月11日金曜日

【家を建てる】 木造3回目 枠組壁工法

こんにちは、島村です。
前回は数ある工法の中から軸組工法をご紹介しました。
工法シリーズとして、今回は枠組壁構法についてお話ししようと思います。

木造編 2回目 軸組工法編
木造編 1回目


2×4(ツーバイフォー)工法と言うと聞き覚えのある方も多いかと思いますが、一般的に最も多く使用されている基本材となるのが呼び寸法2インチ×4インチの「2×4材」であることからそう呼ばれています。

軸組工法が柱や梁、筋交といった線材で構成されるのに対して、枠組壁工法はその名の通り木造の枠組材に構造用合板などの面材を緊結して壁と床をつくり、全体の構造とする工法です。

    メリット
    建物にかかる荷重が壁全体に分散して伝えられるため、耐震性能を確保しやすい
    構造が単純なため、比較的工期を短縮できる
    床や壁を面材で囲うため、気密性・断熱性を高めることができる
    デメリット
    壁の位置や開口部の大きさに制約がある
    壁が構造体であるため、間仕切壁の変更がしにくい

ここまでご紹介したところで、じゃあ軸組工法と枠組壁工法、どっちが良いの!?という思いが湧いてくるところかと思います。
御察しのつく方もいらっしゃるかもですが、一概に「○○工法が良い!」とは言い切れないのが非常に歯がゆいところでございます。
ですので、前回と今回ご紹介したメリット・デメリットを踏まえて悩んだときは、ぜひ気軽にご相談いただければと思います。


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2016年3月8日火曜日

カフェテリアひばり (県庁食堂)

こんにちは、事務の黒澤です。
今日は初春の陽気で、日差しがポカポカ。
気持ちものんびりしてしまいますね。

先日はつくばスタイルNo22号発売
お知らせをさせていただきました。

そして3月から新たに茨城県庁内のレストラン
カフェテリアひばりにてA+の大きなポスターを設置しました。

県庁管財課の矢吹さん(左)小林さん(右)

矢吹さんと小林さんが、ポスターをフレームに入れて
壁に貼ってくださいました。ありがとうございます。
色々とお世話になりました、これからもよろしくお願いいたします。

カフェテリアひばりですが一般の方も利用できるそうです。
これを機会にまだいったことのない方、ぜひ、行かれてみては?
コストパフォーマンス高めのメニューがたくさんありますよ。
カフェテリアひばり(食べログ)

A+のポスターはレジ側の壁に貼ってあります。
季節に合せてデザインをこまめに変えたいなと思っています。
もし行かれた方は見てきてくださいね。
そして感想や厳しいご指摘など頂けると嬉しいです。
県庁ひばりポスター

2016年3月4日金曜日

【家を建てる】住宅基礎について

こんにちは、ご無沙汰しております亀田です。

今日は住宅の基礎についてお話ししようと思います。
通常構造計算のいらない住宅程の規模であれば、
意匠設計の私たちで基礎の設計まで行っております。
その際、まず初めにその土地の地盤を調査します。
以前(はるか昔w)に
ブログで書かせていただきましたが、
地盤が悪い時は地盤補強を行う必要があります。

調査方法として現在一般的なものは
スウェーデン式サウンディング調査(SWS試験)です。
通常住宅の乗る場所5か所ほどを調査しその土地の地耐力を把握します。
通常20KN/㎡以上あればベタ基礎(直接基礎)とし、
それ以下であれば鋼管杭、柱状改良、表層改良
といった補強をその時の土地に合わせて選定していきます。

もし、設計を業者に依頼して地盤調査の話が出てこなかったら要注意です。
基礎は一番最初に施工する箇所です。先々の工事のその土台となる
基礎がいい加減では、後々大変なことになります。
地盤調査の費用は3万~5万程度なので必ず行ってください。

本日は以上となりますが、縁の下の力持ちの亀田でした。


家づくりに関する事、エイプラス・デザインになんでもご相談ください。

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2016年3月2日水曜日

2017年新卒採用と会社説明会のお知らせ

こんにちは、事務の黒澤です。
今年もこの季節。もう3月ですね。
就職活動中のみなさま、
2017年のリクナビページがスタートしました
リクナビ2017 新卒採用情報
今年も会社説明会を予定しております。
弊社や設計事務所の業務について、
少しでも興味をお持ちの方は是非ご参加ください。
皆さまとお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしています。

2016年3月1日火曜日

つくばスタイル No22号発売中
A+のお家をつくばにたくさん建てたい!

こんにちは、事務の黒澤です。
2/27日発売のつくばスタイル No22に
A+の記事が掲載されています。

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ご存知の方も多かと思いますが、
つくばスタイルは、
TX沿線で暮らす魅力を、東京目線から広く発信。
TXの開通以来、東京へのアクセスの良さから多くの人が移り住んでいる、
つくばならではの豊かなライフスタイルを紹介します。

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という事で取材に来ていただき
やっと記事になりました。
とっても素敵な雑誌なんです。
A+は92ページに載っています。

以下のリンクから少し立ち読みできます。
エイ出版
つくばスタイル No22号

つくばの方も、水戸の方も、本屋さんなどで見かけたら
ぜひ手に取って読んでみてくださいね。